あらゆる花には花言葉がありますが、それらは神話や伝説にに基づくものが多いようです。花についての神話を集めてみました。その花にまつわる神話のことを知ると贈り物にするときなどに役立ちます。

さあ、クイズに挑戦してください!

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#1. 冥界の神ハデスは、豊穣神デーメーテールの娘ペルセポネーに恋をして、ある日、花を摘んでいたペルセポネーを略奪して冥界に連れ去りました。勧めによりペルセポネーはある植物の実を食べましたが、冥界ではそこの食物を食べたものはそこに留まらなければならない規則になっていたのです。さてその植物とは?

正解は、ザクロです。

ペルセポネーは一年の半分を冥界で過すこととなり、その間、豊穣神の母デーメーテールが嘆き悲しむことで冬となり、穀物がまったく育ちませんでした。しかし、ペルセポネーが戻ると再び花が咲き、木々には実がついたといわれます。

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#2. スプーンをなくしたゼウスは、使者ガニュメデスに命じて森の中を探させました。森の中を探して回りとうとう見つけた盗みの犯人は何の木だったでしょう?

正解は、ポプラです。

ポプラは、当時、今ほど大きくなく、ヤナギの木のように枝を下に垂らしていたのですが、ゼウスのスプーンを隔した罰として、その後何も隠せないように永久に枝を持ち上げたままにされました。そしてこの時以来、嘘がばれたことで葉裏は真っ白くなり、枝は高々と空に向かって上を向くようになったそうです。

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#3. 心をとらえて離さなかったラコーニアの娘カリュアが亡くなったとき、酒の神ディオニュソスは、その死をひどく悲しみ、彼女の魂をある木に宿しました。その木とは?

正解は、クルミです。

ギリシャではしわの多いクルミの果皮が人間の脳(ギリシャ語で「カリ」という)に似ているのでカリヨンと呼んでいました。娘の名前カリュアが同じ語源であることと彼女の姿をクルミに変えたこととは無関係ではなさそうです。

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#4. 伝令神ヘルメスが婚約者と一面銀世界の上で遊んだ後、二人でソリに乗ろうとした瞬間に突風が吹き、ソリは婚約者だけを乗せて谷底へ転落。その後見たのは、バラバラのソリと白い雪を真っ赤な血で染めた婚約者でした。次の冬その場所に咲いていた美しい花にヘルメスが付けた名前は何?

正解は、クロッカスです。

ヘルメスの愛した美しい婚約者の名前は「クローカス」でした。ヘルメスは、恋人を忘れられずにこの名前をつけたのでした。

 

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#5. 伝令神ヘルメス子で羊飼いのダプニスはみんなから愛されながら、自分からは誰も愛する事ができません。女神アフロディテーの計らいで愛したニンフのエケナイスも捨てたのです。怒ったアフロディティに盲目にされ我が身の不幸を嘆き、河に見を投じたダプニスに大地が贈ったという花とは?

正解は、アザミです。

シシリアの羊飼いダプニスは、伝令神ヘルメスとニンフとの間に生まれた愛らしい子供で、ニンフや神々からも大変愛されていました。アザミにとげがあるのは、盲目にされたダプニスが我が身の不幸を嘆き悲しんでアナポス河に見を投じた、その悲しみのしるしなのだそうです。

 

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#6. 愛の女神アフロディーテが恋するアドニスの骸にすがり、流した血の上に神酒ネクタルをふりまきました。その時できた小さな泡から生まれたとされる花とは?

正解は、アネモネです。

アネモネとはギリシャ語のアネモス(風)に由来する名前で、風の花を意味します。美少年アドニスが流した血から産まれたことから稀にアドニスと呼ぶこともある。

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#7. 水のニンフ、クリュティエの愛は報われず、太陽神アポロンが東の空から西へと天道を駆けるのを見る毎日でした。そのうち足が地に根づきとうとうある花になってしまいました。何の花かは諸説ありますが、次のうち、どの説にもない花はどれ?

正解は、マリーゴールドです。

一般的には「ヒマワリ」と言われることが多いですが、ヒマワリがヨーロッパに入って来たのは16世紀末ごろと言われており、ギリシャ神話に登場するのはいおかしいのです。

もともとはキンセンカに変身する物語だったものが、いつの間にかヒマワリの伝説に変わってしまったものと思われます。また、この花はヘリオトロープだとする話もあります。ヘリオトロープはギリシャ語で「太陽に向く」という意味です。また、花言葉は「献身的な愛、私はあなたを見つめる」「夢中」「自己の放棄」「激しい執着」などこの物語に由来すると思われるものがいくつかあります。

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#8. 冥界のハデスが久しぶりに地上に現れ、そこで見た美しいニンフのメンテーに一目ぼれしました。嫉妬に狂った后のペルセポネはメンテーを蹴飛ばし、何度も踏みつけました。その時、メンテーが姿を変えたのはどんな草?

正解は、ミント(ハッカ)です。

この神話が生まれた背景はいろいろあって、まずハデスの神殿がエーリスのメンテー山にあったこと。ミント(ハッカ)はギリシャ語ではミンテーであること。葬儀の時に屍臭を消すためにミント(ハッカ)が用いられたことなどがあげられます。花言葉は「美徳」です。

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#9. 秋の神ヴェルツゥヌは、ある娘に一目ぼれをしてしまいますが、結局失恋をしてしまいます。再度プロポーズしたところ、困った娘は「私を助けてください」と貞操の神アルテミスに頼んで変えてもらった花は何?

正解は、チューリップです。

チューリップの花言葉は色によっても違いますが、「愛の告白」や「望みのない愛」というのはこの神話がもとになっています。

 

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#10. オリュンポス山頂での会議に出るため急いでいたとき、慌て者のエロスは何かにつまづいて手に持っていた神酒ネクタルをこぼしてしまいました。この時地面にこぼれた神酒が変わって生まれた花とは?

正解は、バラです。

また、ある日エロスがバラの花にキスをしようとしたとき、花の中にいたミツバチがエロスの唇をチクリと刺しました。アプロディーテは激怒し、ハチをたくさん捕獲させ、エロスにそれを弓の弦に数珠つなぎにさせました。さらに、今度はハチの針を抜くと、茎にそれを植え付けました。これが、バラにトゲができた理由と言われています。

 

Finish

Results

おめでとうございます!正解率70%超えました。

相当花がお好きなようですね!花のある暮らしはいいものです。これからも楽しんでください。

 

残念!正解率は70%未満でした。

花はお好きでも詳しい神話まではご存じなかったでしょうか?少し覚えるとより楽しむことが出来ると思います。